つい先日Nピラティスのマットセミナーを行いました!
- ピラティスを現場で使っているインストラクター
- パーソナルトレーナー
- 理学療法士
- 整体師
などなど。さまざまなバックグラウンドを持っている方が参加してくれました。
ありがとうございます。
嬉しいメッセージもいただきました^^
「現場で効果の出るピラティスを提供する」
これがNピラティスセミナーの1番の特徴です。
形を真似るだけでのエクササイズやピラティスだけでは相手の体を変えることはできません。症状を変えることはなおさら難しいです。
効果を引き出すピラティスには
- 評価
- 病態の知識
- バイオメカニクス ・解剖学
- 運動指導の技術
- ピラティスの限界値を知る
が必要です。
今回はマットセミナーの中でも取り上げた「姿勢評価と痛みの関連性」について簡単にお伝えします!
姿勢評価は何をみているのか?痛みを予測することができない?
さて皆さんは姿勢をどう捉えていますか?
- 猫背だから痛い?
- 反り腰だから痛い?
- 巻き肩だから痛い?
本当にそうでしょうか?
姿勢を構成する因子は筋肉だけではありません。
- 視覚
- 前庭覚
- 体性感覚
の3つから感覚入力を行い、姿勢をとっていきます。さらに環境因子、精神、生活スタイルも影響があります。
姿勢というのは多くの因子からなり、日によって姿勢が変わるのです。
多くの姿勢評価は
「猫背姿勢で筋肉はここにストレスがかかっていて痛いのではないか?」
という予測を立てる方が多いです。
つまり、「姿勢から考えるメカニカルストレスが関節や筋肉に影響を与えて痛みを起こす」という概念ですね。
しかし本当にそうでしょうか??
- 腰がすごく曲がっている方はいつも腰痛ですか?
- 膝が曲がっていても膝が痛くない人を見かけませんか?
- 反り腰なのに痛みのない子供が多くありませんか?
さて、姿勢と痛みの関係性はもっと科学的な観点からみる必要があります。
痛みと姿勢は関係がない??
論文からみていきましょう。
- 体幹の非対称性は腰痛と関係ない
- 筋力と腰痛の関係性もない
- 脊椎、椎間板の変性と腰痛との明確な関係を示すことができない(遺伝要素が大きい)
- X線やMRIと腰痛の関連性もない
- 成人における腰椎の前弯度合い・側弯は腰痛との関係性を示すことができない
- ハムストリングスと大腰筋も腰痛に関係ない
などなど。
姿勢と痛みの関係性は強く示すことができないのが現状です。
- 腰が反っているから痛い
- ストレートネックだから痛い
- 猫背だから肩が痛い
- O脚だから痛い
このあたりの先入観を外して考えてみることが大切になります。
痛みを変えるためのピラティスためにはどうすればいいか?
ではピラティスは痛みを変えることができないのか?
いえそんなことはありません。
Nピラティスでは痛みを抱えている方が多く来店します。
- 肩関節周囲炎
- 腰痛
- 側湾症による背中の痛み
- 坐骨神経痛
- 椎間板ヘルニア
- 変形性股関節、膝関節症
- 肩こり
- 頚椎症
- 変形性足関節症
などなど。
多くのクライアント様の痛みが変わっています。
なぜでしょうか?
それは痛みの生理学を理解し、運動による痛みの抑制効果とピラティスを合わせているからです。
- そもそも痛みを抑える体の5つの機能とは?
- それを引き出すための生理学的な方法は?
- 運動をどう応用するか?
- 運動の種類は?
- どの部位から始める?
- 痛みを変えるストレッチは?
- 痛みを変える筋トレは?
- 痛みを変える運動強度は?
などなど。
これらを深く知ることで
「痛みを変えるピラティス」
を提供できるようになります。Nピラティスのセミナーでは深い部分まで学び、それをピラティスと掛け合わせて現場で応用します。
ぜひマットピラティスセミナーに参加して「痛み」を深く知り、現場のクライアント・患者様を救ってあげてください。