- ピラティススタジオを持って独立したい!
- いつかは自分のピラティススタジオを持ちたい!
- いまよりももっと自由に働きたいから独立したい!
でも独立なんてしたことないし、何から始めればいいかわからない・・・
そんなお悩みありませんか?
今回はピラティススタジオの開業のステップを完全公開していきます。
ピラティススタジオ開業ステップ1:資格を持って実践を積む
これは当たり前ですが資格を持って実践を積むことが大事です。
ただ、ピラティススタジオの資格は乱立しております。
でも、ピラティスの資格は民間資格のため、どこの団体でとっても「ピラティスインストラクター」と名乗ることができます。
資格名・団体名も大事かもしれませんが。ちょっと思い返してみてください。
皆さんが髪を切ってもらう美容師さんは、どこの学校を出て、どんな資格を持っているか知っていますか?
ほとんどの人が学校や資格名などは知りませんし、その美容師さんの腕が良かった、話が合うなどの理由ではないでしょうか?
重要なのは「ピラティスで効果を出せる実践を積む」ことです。
では効果とは何か?
「お客様が変化を感じ、価値を感じていること」
です。
もし1セッションのピラティスで変化や価値を感じていない場合は、まだ技術不足の可能性があります。しっかりと技術を積み上げましょう。
ピラティス資格はどこまで取ればいい?いくらかかる?
資格取得にかかる費用(団体によって差があり)
マット:25~40万円
リフォーマー:70~100万円
チェアー:15~30万円
タワー:15~30万円
などの費用がかかります
ピラティスの資格費用はざっとこんな感じになります。多くの団体は、まずマットコースを基礎として受講の入り口になります。しかしピラティススタジオの多くは「マシン」を揃えています。
つまり、「マシンを使いこなせること=ピラティスインストラクター」という図式がお客様の中であります。
最終的には全てのマシンの資格を取ることをお勧めします。
ピラティススタジオ開業ステップ2:開業にかかる細かく計算する
初期投資にかかる費用
次にピラティススタジオを開業するためには費用がかかります。
細かい差はありますが以下のようなお金がかかります。
以上になります。
大雑把に計算してみて500万円ほど初期投資でかかるとみておきましょう。
もちろん、場所や用意するもので上下はしますが。何もない状態からマシンピラティススタジオを作るとしたら500万円を目処に考えてみましょう。
毎月発生するコストを明確に計算する
次に毎月発生するコストを考えてみましょう。
大きなものとしては
- 家賃(15~30万円)
- 人件費(人を雇った場合は20万円〜)
- ネット、水道光熱費、電気代(3万円〜)
がかかりますね。
このあたりは毎月かかるコストなので、しっかりと計算しておきましょう。毎月のコストよりも売り上げが低ければ赤字になりますし、高ければ黒字です。
なるべく低く下げて、利益が出る体質作りをしましょう。
ピラティススタジオ開業ステップ3:開業資金を借入する
500万円なんて用意できない。。。と思っている方がほとんどです。
実際、開業するときには多くの人が「借入」をします。
大きく分けて2つの場所から借入が考えられます。
1:民間金融機関(銀行や信金)
2:政府系金融機関
多くの方は2の政府系金融機関がおすすめです。
まずは2つの借入の特徴を見てみましょう。
<民間金融機関からの借入の特徴>
引用:ACT WILL
金利:低い~高いものまで
審査時間:1週間~半月
審査の厳しさ:やや厳しい(都銀ほど厳しい)
借入可能額:多い
信用情報照会:あり
担保、保証人:有担保、有保証人のメニューもある
訳アリの法人の借入:難しい
<政府系金融機関からの借入の特徴>
引用:ACT WILL
金利:とても低い
審査時間:半月~1か月
審査の厳しさ:やさしい
借入可能額:中程度
信用情報照会:あり
担保、保証人:一部あり。設定すると金利がさらに低くなる
訳アリの法人の借入:可能
特に日本政策金融公庫は特に最初の借入には有効で、金利も1%〜2%前後でとても安いです。
この時に重要なのが「事業計画書」です。
数値で管理して、予測できる事業計画書を作って面談をすることが借入をするステップになります。
ピラティススタジオ開業ステップ4:物件を見つけて契約
スタジオの大きさ
ピラティスの実践値も整い、お金が用意できたら、次に物件を見つけましょう。
ピラティススタジオを開く時には箱の大きさが重要になります。
なぜなら「マシンを入れる」前提だからです。
一番大きいリフォーマーは2m近い長さがあります。
そこに、お着替えスペース、カウンセリングスペース、カウンター、スタッフルームを入れると。
最低でも15坪程度はほしいですね。(マシンを2台配置する設定の場合)
物件の立地
次に「どこに建てるのか?」が重要になります。
一番危険なのは
「家の近くで楽だから」
「自分が住んでいる地域がいい」
「特に理由はないけど」
という思考は危険です。
「ピラティスをしたいお客様」がいる場所にスタジオを建てなければ、お客様は来店せずに、お店は潰れてしまいます。
物件を見つけるときは
- 家賃(月商の10%が望ましい)
- 駅からの近さ
- 駐車場
- スケルトンかどうか(スケルトンの場合は金額が高くなる)
- 人が集まる場所か(人口動態もチェック)
- 駅は人が集まる場所か
- ライバル店舗はどれくらいあるか
- 視認性の良い場所にあるか
- フリーレントができるか
- 家賃の値段交渉ができるか
などをチェックしましょう。
物件選びはスタジオがうまくいくかどうかの1つの要素になります。慎重に選びましょう。
ピラティススタジオ開業ステップ5:集客開始
ここまできたら、あとはOPENすればお客さんが来る!!
と思っている方はちょっとストップ!!
ここからがもっとも難しくて大変な作業になります。
「集客」です。
お客さんを集めることが大切になってきます。
「え?お店を開いて、HPがあれば人が来るんじゃないの?」
と思っている方は、必ず最後まで読んでください。
ビジネスにおける99%の問題は「集客」です。
人をどこから集めてくるのか?です。
あなたに一流の技術があって、たくさんの資格を持っていても。
集客ができなければ、人は来ませんし、ピラティスも提供できません。
ではどうやって集客をするのか?
まず大きく分けて以下のような集客方法があります
- HPからの集客
- SNSからの集客(インスタ、X、Youtube、TikTokなど)
- チラシからの集客
- 紹介からの集客
- 口コミからの集客
- 広告による集客(PPC、SNSなど)
これらの集客方法を適宜使い分けて、人に「認知」してもらい、「行ってみたい!」と思ってもらうことが大切です。
あなたはどの集客方法から、どれくらい人が来ると思いますか?
この集客方法をやれば必ず人が来る
というものはありません。
時代や地域によっても集客方法は変わります。ましてやライバルもたくさん増えます。
だからこそ、集客を開始するときは「数値」で管理していくことが大切です。
数値で管理することができれば、どの集客方法が適しているのか?がわかります。
経営者になるのであれば、このあたりの数字管理を徹底しましょう。
それが次のステップです。
ピラティススタジオ開業ステップ6:数値で経営を管理する
倒産する経営者の多くは「数値」の管理が甘いことがあげられます。
・今月はなんとなく売り上げが上がった
・先月はなぜか売り上げが上がらなかった
・今年は集客できなくなってきた
など。経営の管理ができないと「なんとなく」が増えて、いつの間にか赤字になって倒産することになります。
経営は主観ではなく、徹底的に数値で管理しましょう。
あなたはどれくらい「数値」で経営を管理していますか?
- 毎月の新規数
- 毎月の広告費
- 毎月の成約率(店舗・スタッフごとの違い)
- 毎月の継続率
- 毎月の離脱率
- 毎月の経費(ランニングコスト)
などなど。
他にも多くの数値を管理することが求められます。
ちなみにNピラティスでは41項目の数値から管理しています。
ピラティススタジを経営するのであれば、数値で経営することを最終的なステップに掲げましょう。
ピラティススタジオ開業独立のステップまとめ
- 資格を持って実践を積む
- 開業にかかる費用を計算する
- 開業費用を借入する
- 物件を見つけて契約する
- 集客を開始する
- 数値で管理する
以上になります。
これ以外にもピラティススタジオ開業のためのステップがありますが、今回は混乱しない範囲でお伝えしました。
もしこれから「開業を目指す!」方はぜひ1読ください。
そして開業に関するステップをゼロから学びたい方はNピラティスの経営コースにご参加ください。
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