ピラティス4段階の運動連鎖を使いこなそう!セッションが変わる秘密!

ピラティス指導において

「運動連鎖」

を知っていることは武器になります。

体のつながりから動きの予測・分析までできるようになります。

効果的に結果を出すためにはこの運動連鎖(キネティックチェーン)を理解しておく必要があります。

ぜひ今回のコラムでチェックしてみてください!!

目次

ピラティスの効果を引き出す運動連鎖(キネティックチェーン)とは

キネティックチェーンとは、動作に対して筋肉と関節が連携して繋がる仕組みのことです。(和訳では運動連鎖と呼ばれています。)

とても簡単にまとめると

人が動作をするとき一つの筋肉で動くのではなく、複数の筋肉を順番に使って動いている

ということです。

例えば

下図のようにラケットやボールをリリースする時。

肩や腕のみを使うのではなく、足から順番に繋げていく事で、大きなパワーを発揮することが出来ます。

他にも、野球のピッチング、テニスのサーブやゴルフのスイングといった動作は、下肢殿部体幹上肢という順に筋肉が連携して力を伝えていきます。このように動作によって筋肉が順に連鎖していく流れがキネティックチェーンです。全ての動作に関係するのでスポーツのみならず日常においても活用されています。

一般的な二つの運動連鎖キネティックチェーンOKCとCKC

キネティックチェーンは、次の二種類に分けられます。

2つの運動連鎖
1:開放運動連鎖(オープン・キネティック・チェーン OKC)
2:閉鎖運動連鎖(クローズド・キネティック・チェーン CKC)

1つ目は、開放運動連鎖(オープン・キネティック・チェーン)といい、手や足が固定されず自由に動く状態の運動です。

椅子に座って、手と足の末端を、壁や地面に固定しない状態で行うということです。

ベンチプレスやレッグカールといったものが開放運動連鎖の運動になりますね。

もう一つは閉鎖運動連鎖(クローズド・キネティック・チェーン)といい、手や足が固定された状態の運動です。

分かりやすく言えば、手や足の末端が壁や地面に固定された状態で行うということです。スクワットやプッシュアップ、スポーツ全般は閉鎖運動連鎖の運動になります。

とここまでは一般的に言われているキネティックチェーン(運動連鎖)のお話です。

しかし、この2種類の運動だけでトレーニングを組んでも、パフォーマンス向上に反映しにくいのも事実。

運動メニューをプログラムする際に重要となるのが、OKCとCKCの間を埋める作業!

このOKCとCKCの間を繋ぐメニューをどれだけ組み立てていけるかが、インストラクターとしての力量を試されます。

その間を繋ぐメニューとして、優れているのがピラティスマシンです。

ピラティスマシンを使用すると、2つのキネティックチェーンを4段階に変更することが出来ます。

ピラティスの運動連鎖!4段階のキネティックチェーン!

①Closed Kinetic Chain(CKC)

②Pseudo Closed Kinetic Chain

③Pseudo Open Kinetic Chain

④Open Kinetic Chain(OKC)

Pseudoの和訳は『擬似』。

②は擬似CKC

③は擬似OKC

となります。

運動連鎖!擬似CKC

『limited freedom to restricted in either direction or plane of motion.』

『制限された自由は、運動の方向または平面のいずれかで制限されます。』

CKCのように完全に固定された状態でトレーニングするのではなく、決められた運動方向で、トレーニングをするものを擬似CKCと言います。

例として。リフォーマーというピラティスマシンは一定方向に動きます。この動きを利用して、スクワットを行ったとします。

下の台が一方向に動くため、普通にスクワットを行うよりも、不安定化で行うことが出来ます。足を開きながら動作を遂行するため、普通にスクワットを行うよりも効果的に鍛えることが出来ます。

運動連鎖!擬似OKC!

『Virtually unrestricted movement with benefit of support,feedback more stability relative and purely open kinetic chains.』

『サポートの恩恵を受けた実質的に制限のない動き、相対的でより安定したフィードバック、純粋に開いた動的チェーン。』

OKCほど自由度は高くないですが、擬似CKCと違って運動方向の面に制限がない状態のことを指します。

リハビリ業界で言えばレッドコード、トレーナー業界で言えばTRXなどがまさに擬似OKCのトレーニングメニューです。

例)中殿筋を鍛えるのによく行う横向きでの足上げ運動。

これをより効果的に行う擬似OKCトレーニングはストラップを足にかけて行います。

ストラップを足にかけることで、サポートを受けますが自由度に制限はない状態で動作を遂行することが出来ます。

CKCとOKCに加えた4段階の運動連鎖を理解することで、臨床の幅がかなり広がります。

マシンピラティスではこの段階設定のバリエーションを多く身につけることが出来ます。

現場では4つの運動連鎖をバランスよく組み込むことがポイント!!

4つの運動連鎖を1回のセッションでバランスよく組み込むことが大切です。

ずっとCKC、ずっとOKCでは脳と身体に対する入力が少なくなりがちです。

この4つのバリエーションをプログラム出来るようになると、一味違うピラティスインストラクターへ成長することが出来ます!

ぜひ現場で活かしてみてください!!

N.Pilates Seminar

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